公開日:2022.9.30

無宗教葬儀とは?

葬儀の相談をしていると「宗教色の薄い葬儀にしたい」とか「無宗教葬にしたい」といった声を聞くことが増えました。しかし、どのような流れや内容にすればよいのかと悩んでいる方も多いのが実情です。

そこで今回は、無宗教葬儀とは何か、メリットやデメリット、流れについてご紹介します。

 

無宗教葬儀とは?

無宗教葬儀の最も大きな特徴は、特定の宗教宗派の決まった儀礼方式で葬儀を執り行わず、宗教者による読経や説教などもない点です。宗教的な儀式にとらわれない自由なスタイルであるため、「自由葬」と呼ばれることもあります。故人の愛した音楽をテーマにした「音楽葬」なども自由葬の一つと言えます。

 

無宗教葬儀は宗教者を呼ばないため、僧侶による読経や焼香などは行われず、読経の代わりに黙とう、焼香の代わりに献花を行うこともあります。また、故人の好きだった音楽をかけたり、映像を流したりなど、好みの内容にアレンジすることも可能です。

 

無宗教葬儀のメリット

・故人の遺志や遺族の希望を納得いくまで反映することができる

・宗教宗派に縛られることなく、自由なスタイルで故人を送り出せる

・宗教者を呼ばないため、謝礼(お布施等)が必要ない

 

宗教儀式のある葬儀では内容や流れがある程度決まっているため、新しい要素を加えるのは難しいですが、無宗教葬儀は宗教儀式や慣習にとらわれず、故人の遺志や遺族の希望を反映できます。また、儀式を取り仕切る宗教者がいないため、お布施等の謝礼も必要ありません。

 

無宗教葬儀のデメリット

・親族や関係者などから理解を得られない可能性がある

・自由度が高い分、内容を決めることが大変になる

・菩提寺などとトラブルになる可能性がある

 

時代に見合った新しい葬儀のかたちとして、無宗教葬儀のあり方も以前よりは認められつつありますが、一般的に浸透しているとは言い難い状況です。そのため、伝統を重んじた葬儀を望む親族や宗教形式にこだわりを持つ人から理解を得られない可能性があります。また、なじみのない無宗教の葬儀に来て、作法にとまどう一般参列者もいるかもしれません。そのため、あらかじめ親族に相談して同意を得ておくのはもちろん、葬儀の際には参列者にも趣旨を説明すると良いでしょう。

 

無宗教葬儀は自由度が高い分、打ち合わせの際に具体的な内容を決めておかなければ、特にやることがなくあっという間に終わってしまうケースもありえます。思っていたとおりの進行ではなかった場合、後々まで悔いが残ってしまいかねません。また、菩提寺などの教えにそぐわない葬儀の形式を取ることで、納骨や法要を拒否される可能性がありますので、無宗教葬儀を選択するときは、必ず事前に菩提寺などへ相談しましょう。

 

無宗教葬儀の流れ

宗教宗派の慣習にとらわれず、自分たちの思いのままに構成できる無宗教葬儀に決まった流れはありません。数ある内容の中から一例をご紹介しますので、流れを決める際の参考にしてください。

 

  1. 参列者入場

参列者入場の際に、故人の好きだった曲を流したり、生演奏による出迎えをすることがあります。

  1. 開式の辞

司会者など進行を担当する人が開式の辞を述べます。あわせて、無宗教葬儀を選んだ理由や式の趣旨などを説明します。

  1. 黙とう

僧侶による読経の代わりに、参列者全員で黙とうします。

  1. 献奏

故人の略歴や人柄、思い出などをスライドや映像を効果的に使って紹介します。その際、読経のかわりに故人の気に入っていた曲などの献奏を生演奏で行うこともあります。

  1. 弔辞・弔電の紹介

参列者を代表してお別れの言葉を述べる弔辞や、送られた弔電を紹介します。

  1. 献花(焼香)

故人と縁の深い順に、遺族→親族→参列者が献花(焼香)を行います。

焼香の方がなじみがあるとの考え方から焼香をするケースもあります。

  1. 喪主のあいさつ

喪主など親族の代表が参列いただいた方に感謝の気持ちを伝えます。

  1. 最後のお別れ

故人へ参列者がお花を手向け、最後のお別れをします。

  1. 閉式の辞

司会者が葬儀の閉式を告げて葬儀を終えます。

  1. 出棺

棺を霊柩車に運び入れ、出棺します。同行する参列者も火葬場へ向かいます。

  1. 火葬

火葬から収骨までの流れは、宗教者が同行していないということ以外特に変わりません。

  1. 会食

通夜振舞いや精進落としのように食事の場を設け、参列者やお手伝いの方をもてなす場合もあります。スタート時に喪主からあいさつし、感謝を伝えるといいでしょう。

 

まとめ

無宗教葬儀は宗教の儀礼や慣習にとらわれることなく、故人の遺志や遺族の希望を反映できるため、近年増増えつつある葬儀のかたちです。しかし、宗教的要素をなくすことで、菩提寺などとの関係性が悪くなったり、親族などから反対されたりすることも少なくありません。無宗教葬儀を執り行う際は、親族や菩提寺などと連絡を取り、流れやお骨の供養に関してしっかりと確認したうえで実施しましょう。

 

 

 

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