公開日:2019.7.10

エンディングノートを書く時のポイント

最近話題の「終活」の一つとして挙げられるのがエンディングノート。エンディングノートはどういうものなのか、何の為に書くのか。また、書く時のポイントなどをご説明します。

1.エンディングノートとは

エンディングノートは、自分の終末期や、自分にもしものことがあった時に、ご家族が様々な判断や手続きをする際の手助けとなるノートです。

 

エンディングノートには法的な拘束力はなく、書く内容に決まりはありませんが、自分の過去のことや今後したいこと、資産、介護、葬儀のことなどを書くのが一般的です。

 

残されたご家族が判断に迷わないためのものでもありますが、エンディングノートを書くことで自分の人生を振り返り、今後の人生を考えるきっかけにもなります。

 

2.エンディングノートを書く時のポイント

①すべての項目に書き込まなくても良い

 

一度にすべての項目を埋めようとすると大変です。時間をかけて考えないと書けない項目もありますので、書けるところから少しずつ埋めていきましょう。少しずつ書き加えていけば問題ありません。

 

②日付を書き込む

 

一度書き込んでも、少し経つと考えや気持ちが変わることもあります。そういった時は、新たに書き加えたものが分かるように、近くに日付を書き込むようにしましょう。日付を書いておくことで、ご家族が読んだ時に一番新しい情報がどれか分かります。

 

③ご家族と相談しながら書く

 

自分の考えとご家族の意見が違うことはよくあります。必ずしも意見を一致させる必要はありませんが、お互いがどのように考えているかを知っておくことは大切です。ご家族がいない場合や、事情があって家族に託せない場合などは、友人や知人などの信頼できる人に相談しておくと良いでしょう。

 

④いつでもみることのできる場所に置いておく

 

せっかくノートを書いておいても、普段使わないところにしまってしまうと、もしもの時にご家族がエンディングノートの存在を知らない、または見つけることができない可能性があります。せっかく書いたノートを読んでもらうためにも、分かりやすい場所にしまうか、あらかじめご家族に保管場所を伝えておきましょう。

 

まとめ

エンディングノートは、残されたご家族が判断や手続きで困らないだけでなく、自分の人生を見つめ直し、今後の人生を考えるためにも役に立ちます。 「まだ先のことだから」「その時になったら考えよう」と先延ばしにするのではなく、元気なうちに自分の考えをまとめておくことが大切です。