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昨今ほとんど見かけなくなった自宅でのご葬儀。
約20年前まではまだ自宅での葬儀がよく行われていました。それより以前は自宅での葬儀が主流といっていいほどでした。
しかし平成、令和と時代が進むにつれそういった風景が近隣から消え、以前から家の前の通りや庭先で顔を合わせていた近隣の住人が姿を見せなくなったと感じませんか?
もちろん病気で長く入院されている方、高齢で介護施設に入居されている方など取り巻く状況は様々でしょう。
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京王メモリアル 葬祭ディレクター
ご存じの方も多いかと思いますが、葬儀も今は人を呼ばない葬儀、いわゆる家族葬が主流となっています。
近隣の方が気づかないうちに葬儀が執り行われ、いつの間にか家がなくなり更地になっていた…、ということも。
自宅葬が減ったことでこういった現象が当たり前になってきました。
そんな自宅葬ですが、今回は実際に当社最寄りの調布市や稲城市、府中市、多摩市、日野市、八王子市、町田市内の一軒家の自宅で葬儀を出した方の感想や反省点、葬儀社としてお手伝いした際の実体験をもとに見落としがちなポイント例を紹介していきます。
例えばその家にお住いの家族だけであれば問題ありませんが、親戚縁者が参列する場合リビングや他の続き間に案内します。
普段その家に上がり慣れていない方々はどこに居たらいいか最初は戸惑います。
次にお話する内容と少し重なりますが、普段から10名ほどの来客を接待している家ならば問題ありませんが、そうでない場合は急遽その場所を用意しなければなりません。
椅子やソファでは腰掛ける人数に限界がありますし、まとまった数の座布団を用意できる家も多くはありません。
床もフローリングが主流ですので和室のように直に座るわけにもいきません。
リビングの隣に和室があり続き間となっている家もありますが、祭壇などが置かれるため家族以外に親戚縁者が参列した場合手狭になるケースが多く見られます。
*自宅で葬儀を考える場合はまず葬儀式を行う部屋と参列者が滞在するスペースが十分に取れるかを確認しましょう。
葬儀を行う上で必要になるのが祭壇とお棺、お坊さんが読経するスペースです。
この3つを同じ部屋で設置する必要があるのですが、どんなに小さい祭壇を選んでもすべて設置すると6畳間の3分の2を使用します。
現代の家造りはリビングこそ広いものの、ほかの部屋は6畳の部屋があっても続き間でなく独立していることが多く家族以外に親戚縁者を呼ぶ場合には不向きです。
そしてお部屋から玄関や庭まで棺が通るのかなども問題です。旧日本家屋では主とした廊下は窓際にありました。しかし現代では玄関側や建屋の中心に廊下が走りその周りに部屋が展開している間取りが主流となっています。
よって廊下の角を曲がれるか、玄関まで棺を横のままスムーズに通せるかといった動線も考慮しなければなりません。
また忘れがちですが、お坊さんがいる場合には着替えの部屋を専用に用意しなければなりません。
*自宅で葬儀を考える場合は部屋の間取りや動線を十分に把握しておきましょう。
自宅での葬儀は式だけに目が行きがちですが、当然事前の準備(部屋の飾りつけ、祭壇の設置、納棺など)で葬儀スタッフやお花屋さん、納棺師や霊柩車など普段見かけない車が止まったりもします。
搬入や搬出で玄関や庭の窓が開け放たれ状態にもなります。
こういったことから近所の目はもちろん、地元の方ではない通行人や配送業者の方々など
不特定多数の目に触れることがあります。
*荷物の搬入搬出はどうしても発生するので仕方のないことではありますが、気になるようなら葬儀社と準備の時間や搬入経路を相談しましょう。
自宅での葬儀の場合、できる限り近隣の方に日時を伝えないといけません。
なぜかというと家の前に見知らぬ車が数台駐車していたり、見知らぬ人が出入りしたりと近隣の方々に対し何かしらの非日常感を与え不安にさせてしまうからです。
さらに防犯上余計な警戒心も与えてしまうので、必ず報告が必要です。
その際噂というのは広がりがちで、遺族が思っている以上に自宅へ弔問に訪れる方が増えます。訪れる方々の心理としては第一に義理を通したいといったお気持ちが表れます。
お隣さんが弔問に行くのに自分たちは行かない、というのは気が引けるそうで次から次へとその方々のペースで赴きます。
そうすると遺族が休みたいと思っている時や出かける直前に来客があり、その対応をしなければなりません。対応するにしても離れて暮らしていて面識がないこともあります。
また、所属する町会によっては掲示板に訃報通知を出す決まりも見られます。
※どうしても弔問を制限したい場合は町会長や自治会長、または近所の中心人物にその旨をしっかり伝えましょう。
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葬儀式の場となる部屋や参列者を通す部屋、お坊さんの着替えの部屋、トイレや玄関など事前に綺麗にしておくことはもちろん、棺を移動したり、人が多く通る箇所の家具や調度品などを他に移す、または処分するなど片付けが必要になります。
そして重要なのが後片づけです。告別式も終わり遺族が火葬場へと向かった後、葬儀社や花屋さんがいざ部屋を片付けようとしても、家に誰もいなければ片付けができません。
よって自宅には血縁者の内1人は留守番を立てなければなりません。葬儀社が作業中に事故は無いか、破損はないか、汚れはないかなど立ち会って確認していただく必要があるわけです。
親族全員お骨上げまで一緒にいてほしいと、葬儀社のスタッフに鍵を預けようとする方もいらっしゃいましたがその要望は防犯や責任の観点からお引き受けしないことがおおいです。
昔は隣の家の方に鍵を預け留守番をお願いしていたことも少なくなかったようですが今は現実的ではありません。
*留守番役を探すのは大変ですが後述する泥棒対策にもなりますので必ず1名は必要となります。もし留守番役が見つからない場合は葬儀社にご相談ください。
前述したプライバシーに関係したお話になりますが、残念ながら自宅での葬儀で泥棒に入られる事件は現在でもあります。
どうして泥棒に狙われるのか。理由は大きく3つあります。
お香典などのまとまったお金が家に残っている可能性が高いからです。
参列者はお通夜や告別式に香典や供花代金などをお悔やみとして持参します。
通常通夜は夜に、告別式は午前中に執り行われることが多く、式後は疲れてしまいこの程度の額ならと銀行などの金融機関へ預けにいくことはほとんどしません。そうすると家のどこかに保管しておくことになります。
またお布施や祭祀料、宗教者に対する御礼、そのほか余分な準備金としてまとまった金額を口座から引き出し用意している場合も考えられます。
意外にそうでもありません。
これもプライバシーでお話した内容と重なりますが、不特定多数の人が出入りしていると、普段はあまり見かけない人物に対して敏感な近所の目も、通夜から葬儀までの間に目が慣れてしまいます。
そのため、自宅の様子を伺い見る不審者を見逃してしまうことも考えられます。
火葬場に向かう間に留守になる、というタイミングです。
自宅から火葬場、そして火葬場から自宅へ戻る時間は距離にもよりますが早くて2時間はかかります。
土地勘がある人間ならば帰ってくるまでにどれくらい時間がかかるのか把握していることもあります。
※厳かに故人を送った後、警察沙汰になるのは嫌なものです。家に現金は残さない、留守番を立てるなどしっかりと対策しましょう。
京王メモリアルスタッフ以上、自宅葬を経験された方の声と、我々葬儀社が遭遇した実際の体験談をまとめてみました。
まとめてみると、自宅から送り出したいという気持ちとは別に、「ご家族が気を付けること・しなければいけないこと」が葬儀会館を利用するのに比べると、とても多いことが分かります。
家の中のこと、それに加えて近所に対する配慮も必要になります。大事な方を亡くされて間もない、まだ悲しみの中に浸っている最中にこれまでの内容を一つずつクリアしていかなければなりません。
最近自宅葬を聞かなくなった理由、それは今回例に挙げた内容が大きく影響していることでしょう。この他ご家庭によって取り巻く環境は様々ですので、自宅でのご葬儀をお考えの際は、一度当社へご相談ください。


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