【葬儀社が解説】お通夜の立ち居振る舞いとは?服装・香典・焼香・挨拶の基本を解説 -京王メモリアル

お通夜に参列する際、「どのような服装で行けばよいのか」「香典はどう渡せばよいのか」「ご遺族にどのような言葉をかければよいのか」と迷われる方は少なくありません。

突然の訃報を受けて参列する場合は、気持ちの整理がつかないまま会場へ向かうこともあるかと思います。

お通夜で大切なのは、難しい作法を完璧に覚えることではなく、ご遺族の気持ちに配慮し、場の雰囲気を乱さずに落ち着いて行動することです。

この記事では、お通夜に参列する際の服装、受付での対応、香典、焼香、ご遺族への挨拶、退席時のマナーについて、葬儀社の視点から分かりやすくご紹介します。 初めてお通夜に参列される方や、久しぶりの参列で不安がある方の参考にしていただければ幸いです

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京王メモリアル コラム編集チーム

葬儀・法要に関する雑学・基礎知識から専門領域にもいたる記事を、ホールマネージャー含む9人のチーム体制で執筆しています。
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お通夜とは?

お通夜とは、故人様とのお別れの前に、ご家族やご親族、親しい方々が集まり、故人様を偲ぶ時間です。

一般的には葬儀・告別式の前日の夜に行われることが多く、参列者は故人様への弔意を示し、ご遺族へお悔やみの気持ちを伝えます。

地域や宗派、葬儀の形式によって進行は異なりますが、参列する側としては、静かに落ち着いて行動し、ご遺族の負担にならないよう配慮することが大切です。

お通夜に参列する際の服装

基本は黒を基調とした落ち着いた服装

お通夜に参列する際は、喪服または黒・濃紺・ダークグレーなどの落ち着いた服装を選びます。

急な参列の場合でも、できるだけ弔事の場にふさわしい色味と清潔感を意識しましょう。

光りやすい素材や派手な装飾は避け、全体をシンプルにまとめると安心です。

靴やバッグも控えめなものを選ぶ

靴は黒系で、汚れが目立つ場合は事前に磨いておきます。

バッグも小ぶりで落ち着いたものが無難です。金具が大きく光るものや、派手なデザインのものは避けた方がよいでしょう。

アクセサリーは、結婚指輪や一連の真珠程度にとどめ、全体的に控えめな印象になるように整えます。

受付での対応と香典の渡し方

受付では短く丁寧に挨拶する

受付がある場合は、案内に従って記帳を行い、香典を渡します。

名前を伝えるときは、焦らず、控えめな声量で丁寧に挨拶をしましょう。

たとえば、

このたびはご愁傷さまです
本日はお伺いしました

など、短い言葉で十分です。

長い説明や個人的な事情を話す必要はありません。受付では、落ち着いて手続きを済ませることを意識しましょう。

香典は事前に準備しておく

香典は、受付で慌てないように事前に準備しておくことが大切です。

香典袋の表書きや名前の書き方は、宗教・宗派によって異なる場合があります。迷う場合は、案内状の記載を確認するか、葬儀社に相談すると安心です。

香典を持参する際の確認ポイント
香典袋の表書きに誤りはありませんか
名前が読みやすく書かれていますか
香典の中身はきちんと入っていますか
袱紗に包んで持参していますか
受付で記帳するための筆記用具を持っていますか

また、香典袋だけを用意して中身を入れ忘れてしまうことも珍しくはありません。
出発前に、香典袋の中身まで確認しておきましょう。

会場内での立ち居振る舞い

受付を済ませて式場に入ったあとは、周囲の流れに合わせて静かに行動します。

会場内では私語を控え、携帯電話は電源を切るか、マナーモードにしたうえで使用しないようにします。

読経中は無理に動かず、静かに拝聴しましょう。

席に着くときや移動するときも、必要以上に大きな動作にならないよう、落ち着いた所作を意識することが大切です。

お焼香の作法

会場の案内や周囲の流れに合わせる

お焼香の作法は、宗派や地域、会場の進行によって異なる場合があります。

そのため、最も大切なのは、自分のやり方にこだわることではなく、司会やスタッフの案内、前の方の動きに合わせることです。

焼香の回数が分からない場合でも、落ち着いて周囲に合わせれば、大きな失礼にはなりにくいです。

一般的なお焼香の流れ

step
順番が来たら静かに祭壇へ進む
step
ご遺族や僧侶に一礼する
step
焼香台の前で遺影に一礼する
step
案内に従って焼香を行う
step
再度一礼し、静かに席へ戻る

以上が、一般的なお焼香の流れになります。
動作はゆっくりと行い、姿勢は控えめにすることを意識しましょう。

ご遺族への挨拶

お悔やみの言葉は短く伝える

ご遺族への挨拶は、短く丁寧にするのが基本です。

お悔やみの言葉は、相手の気持ちを考え、必要な内容に絞って伝えます。

たとえば、

このたびはご愁傷さまです
心よりお悔やみ申し上げます

など、定型的で分かりやすい表現が適しています。

避けた方がよい話題

反対に、具体的な死因や亡くなるまでの経緯を詳しく聞くことは控えましょう

ご遺族にとって、まだ受け止めきれていない場合もあります。

また、励ましのつもりであっても、急に明るい話題へ切り替えることは避けた方が安心です。

故人様の思い出を伝えたい場合でも、長く話し込まず、一言添える程度に留めるとよいでしょう。

遅刻しそうな場合の対応

お通夜は夕方から夜に行われることが多く、仕事や交通事情で到着が遅れることもあります。

遅刻しそうな場合は、分かった時点で無理のない範囲で連絡し、案内された時間に沿って行動しましょう。

大切なのは、式の進行を妨げないことです。

到着後は受付や会場スタッフの案内に従い、静かに入室します。

お通夜に持参するもの

当日は緊張しやすいため、持ち物は出発前に確認しておくと安心です。

特に香典は入れ忘れが起こりやすいため、香典袋の中身まで確認しておきましょう。

お通夜に持参する主なもの
香典・袱紗数珠
ハンカチ筆記用具
案内状や会場情報必要に応じて折りたたみ傘

持ち物を事前に整えておくことで、当日の不安を少し和らげることができます。

退席時のマナー

お通夜では、弔意を示したあと、必要以上に長居しないことも配慮の一つです。

退席の際は、ご遺族に対して短く丁寧に声をかけ、周囲の流れに合わせて静かに移動します。

最後まで落ち着いた態度でいることが、故人様とご遺族への思いやりにつながります。

お通夜の立ち居振る舞いで大切なこと

お通夜のマナーは、難しい作法を一つずつ完璧に守ることだけが目的ではありません。大切なのは、ご遺族の状況を尊重し、場を穏やかに保つことです。
服装や香典、焼香、挨拶を落ち着いて行い、迷う場面では会場の案内や周囲の流れに合わせる。そうした基本を押さえるだけでも、丁寧で誠実な参列になります。

おわりに

お通夜は、故人様を偲び、ご遺族の気持ちに寄り添う大切な時間です。

参列する側としては、「何か特別なことをしなければならない」と考えすぎるよりも、静かに落ち着いて行動することが大切です。

服装や香典、焼香、ご遺族への挨拶などに不安がある場合も、基本を押さえておけば落ち着いて参列できます。


私たち京王メモリアルでは、調布市・八王子市・多摩市を中心に、ご葬儀やお通夜に関するご相談を承っております。

参列時のマナーだけでなく、喪主としての準備、家族葬の進め方、斎場選び、費用についても、状況に合わせてご案内いたします。

ご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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